新極真空手
月曜日, 7月 22nd, 2013
長崎に暑い夏がやってきました
第30回オープントーナメント長崎県空手道選手権大会です
この大会は長崎県のナンバーワンを決定する大会
わたしも現役の時は毎年この大会に出場していました
現役を引退して、現在は救護トレーナーとして
選手のテーピングやケガの応急処置などをしています
極真空手というのは、素手素足で殴り合いけり合い
相手を倒すという競技です
写真を撮るタイミングが超ヘタです
もちろん思いっきり突いたり蹴ったりするので
ケガはしょっちゅうです
わたしも当時はよく怪我もしましたが
いつも、こんなもんだろうと思ってやっていました
今大会でも白熱した好試合が続きましたが
負傷者もでます
ドクターは3人体制です
試合が終わって足を引きずりながら
スネやひざ、太もも、こぶしをパンパンに腫らして
救護コーナーへやってきます
選手はベスト8に入ったら
試し割りと言って、厚さ2cmの杉板を
正拳、ひじ、手刀、足刀の4種目で
何枚割れるかを競います
これはのちに判定の際の基準になります
次の試合が控えている選手はとりあえず
アイシングくらいしかできません
選手は試合ごとに満身創痍で勝ちあがっていきます
でも、極真の選手はあまり痛がったりしないことが多いです
痛いのは当たり前! 人に言うようなことではない
と、感じているんです
わたしもそうでした
痛いといった時点で、自分に言い訳をしてしまって
負ける準備をしているようで嫌でした
わたしは現役の時は師範をはじめ、先輩方や道場生の仲間や
多くの人に支えられて空手を続けることが出来ました
現役を引退した今、多くの人に受けた恩を返さなければならないと
いつも感じています
本当だったらこの極真空手に恩を返せればいいのですが
現在は、仕事の関係でほとんど道場の方には行けず
このように、大会の時だけお手伝いをさせてもらっています
その代わりといっては変ですが
現在関わっているスポーツ
水泳、体操競技に空手時代の恩を返しているのかなと思います
人はみな、お世話になる時期と
世話をする時期が来るのです
わたしみたいにたくさんお世話になったものは
一生をかけてたくさん返していかなければならないです
今回の大会でも、多くの先輩や道場生たちと
久しぶりに会って、大会を成功させるという同じ目的のために
一生懸命に頑張っている姿を見て
あ〜、やっぱり自分の原点はここにあるんだな!
と感じました
私は極真空手から実に多くのことを学びました
30歳代後半に仕事を失ったときも
40歳から専門学校に行って
国家試験の勉強をしたときも
たぶん極真空手の経験があったから
普通に乗り切れたのだと思います
肉体的な強さでは勝負できませんが
精神的な強さでこれからも頑張っていきます
いよいよ水泳の県中、体操インターハイ、水泳インターハイと
大きな大会が続いていきます
精一杯のサポートをしていきたいと思います